ICSC2026 参加レポート(近藤君)

ベトナム出張のNews記事へ戻る

私は,ベトナム・ホーチミン市で開催された国際学会「The 3rd International Conference on Sustainable Chemistry(ICSC2026)」に参加し,自身の研究成果についてポスター発表を行いました。

ICSC2026のポスター会場での記念写真

発表では,二流体ノズル型噴霧乾燥法を用いたポーラス三元触媒粒子の製造技術について,結着剤の添加が粒子の形成状態,細孔構造および一酸化炭素(CO)酸化活性に及ぼす影響を報告しました。特に,結着剤濃度の最適化によって,良好な粒子形成と高い触媒性能の両立を目指したことや,反応速度解析を通じて触媒活性の低下要因を定量的に評価したことについて説明し,研究成果を国際的な場で発信しました。

また,海外の研究者による講演やポスター発表を聴講し,持続可能な化学,機能性材料,環境浄化技術など,幅広い研究分野について知見を深めました。特に,触媒材料や多孔質構造の設計に加え,材料の構造と性能の関係を明らかにするための研究手法について学ぶことができました。こうした経験を通じて,自身の研究を異なる分野の視点から捉え直し,今後の研究を発展させるための新たな視点を得ました。

さらに,発表後の質疑応答や海外の研究者との意見交換を通じて,専門や研究背景の異なる相手に対して,英語で研究内容を分かりやすく伝えることの重要性を再認識しました。また,研究成果を効果的に発信するためには,実験結果だけでなく,研究の背景や従来技術に対する優位性,実用化に向けた課題についても明確に説明する必要があることを学びました。

今回の国際学会への参加は,研究成果を海外に向けて発信するだけでなく,異なる研究分野や国・地域の研究者との交流を通じて,研究者としての視野を広げる貴重な機会となりました。今後は,本学会で得られた知見や経験を自身の研究に活かし,触媒粒子の構造制御と触媒性能のさらなる向上を目指すとともに,国際的な研究交流にも積極的に取り組んでいきます。

この事業は,競輪の補助を受けて実施しました。

ベトナム出張のNews記事へ戻る